もう2度と乗るまいと思ったローカルバスにまた乗っている
今日は生まれて初めてノグソをした
(子どものころにしたかもしれないが、記憶にはない)
バスがタイヤのパンクで止まって修理中に
どうにもガマンできなくなり
道端でやってしまった
ブリっと、いいものが出た
インド人は町中でもやってるし、
ここでは別におかしいことではないだろう。
ひどい熱とゲリで一日十ベットで過ごす
きっと結婚式以来、平気で生水を飲んでいたのが
悪かったのだろう
カジュラホと言えば、性の壁画で有名な町
だが、その壁画群も見れずに
ただただベットで苦しんでいる
30分とまたず、ゲリが始まる
もう水みたいなゲリ
ろくに寝ることもできない
一日、ただ部屋の中でベットとトイレの往復を繰り返す
相変わらず、ゲリが収まらず
ずーとベットとトイレの往復
これはまずい
何かの病気かもしれない
抗生物質を飲むが一向におさまらない
こんなとこで謎の病気で死んだらお笑いだな
こんなとき一人旅はつらい
Gは元気でやっているだろうか?
待ち合わせの日はあさってだ
なんとかヴァラナシまで行かなければ・・・
もう出るものも出尽くし、
しょんべんみたいなゲリが出る
3日間、水以外何も口にしていない
さすがにやつれた気がする
まずい
本当にくたばってしまう
しかし気分は悪く、ゲリもおさまらない
とにかく何か食べなければ
無理にでも食べないと本当に死んでしまう
しかし手元に食料はない
動かない体をおして
外に出た
本当に這ってでたという感じだ
すぐ近く宿から20mくらいのところに
果物屋台が目についた
バナナ、マンゴー、謎の果物・・・
あるものを適当に買い込む
息絶え絶えに部屋にもどり
吐きそうなのをがまんして口に押し込む
気持ちの悪さは納まらないが、
ものを食べたことでもう少し生きられる気がしてきた
宿のおやじが抗生物質を持ってきてくれた
少し経つと大分楽になった
少し食べたのがよかったか
現地の抗生物質が強力だったのか知らないが
少しホッとする
今日、出発しないと約束の期日にGと落ち合えない
体はまだダルいが、
無理にでも出発した
苦しい3日間だった
こんな肉体的に死にそうな思いをしたのも
初めてかもしれない
さよならカジュラホ
何も見なかったが、思い出深い町となった