3月7日
COLOMBO MIYAGISHI'S HOUSE


デリーでの航空券をとる。
それだけで、午前中が終わった。

のんびりしてる。
キップを取るだけで丸一日、
バスを待つこと3時間、
日本のように分刻みで事が運ぶことなんて、
ここでは、きちがい沙汰。
この辺りは、そんなペースが普通らしい。

航空券が安いのか高いのか、
ガイドの人はボっているのか親切なのか。
それさえも分からない自分が腹立たしかった。

夕方、Gと2人でフォートの市場へ。
初の買い物をした。
半ズボン。まだ値切れなかったがまあよい。
荷物は最低限しか持ってこなかった。
必要なものは現地で買う。安いし。
そういう方針だったが、
早く場慣れしないとなぁ。

Gは、英語を流暢(でもないが)に話し、
市場で何なく買い物をし、
オートリクシャー(3輪タクシー)のおやじと交渉をし、
一人であちこち動き回る。
そんな旅慣れたGに引け目を感じた。

市場を通り、フォートの海辺へ。
昔、イギリス軍がここに防衛用の大砲を置いた。
あちこちに大砲がたくさん置かれていた。
もっとも今あるものは飾りものだが。
夕暮れのフォート、海岸、大砲、いい風景だった。

晩はスリランカ風パーティー。
まず、酒を飲む。そしていい具合になったところで、食事にする。
食いすぎないし、飲みすぎない、食事しないわけにはいかないので
途中で帰る人もなし。
そういう意味をもった(本当かどうかは知らん)パーティーだ。

Mさんとも改めていろいろと話す。
けっこううらやましい生活かもしれない。
日本語を教えつつ、2年おきに各国を転々とする。
何カ国か回ったところで職を辞して大学へ。
何年か後には、数ヶ国語をマスターし、世界中に友人をもち、
幅広い教養を備えた人生の達人になれるかもしれない。
まあ、苦労もあろうが。

Gは、
俺が広島で夢敗れているうちに、
充実した旅行を満喫した(12万の出費はあったが)。
日本での生活も
金あり、女あり、大学生活充実、サークル楽し。
俺にはすべてがなかった。
俺はいったい?これからどうする?

昨日明日