LinuxでJava(for Windows Javaプログラマー)

作成 2003/5/12

LinuxでHelloWorld

実験環境

JDKインストール

以下からJDKをダウンロードします。 ここでは、日本語版の「Linux RPM 自己解凍ファイル」をダウンロードしました。

http://java.sun.com/j2se/downloads.html

ダウンロードしたアーカイブを展開します。 自己解凍形式なので、実行権限を与えて実行します。

実行権限を与える
chmod a+x j2sdk-1_4_1_02-linux-i586-rpm.bin

RPMでインストールする
rpm -Uvh j2sdk-1_4_1_02-linux-i586-rpm.bin

/usr/java/j2sdk1.4.1_02にJDKがインストールされました。

参考
http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/install-linux.html

環境変数の設定

ターミナル(コマンドプロンプトみたいなもの)を 起動するごとにJAVA_HOMEやPATHを設定するのは手間なので、 起動スクリプトで設定しておきましょう(Windowsの環境変数に設定するような感じ)。

ターミナルはGNOMEディスクトップでは、 メインメニューからシステムツール->ターミナル
隠しファイルはls -aでリスト

表、環境設定ファイル
/etc/profile ログイン時に実行、全ユーザーから参照される。
~/bash_profile ログイン時に実行
~/bashrc bash起動時に実行
(~は各ユーザーのホームディレクトリ)

JAVAは複数ユーザーから使用する(つもり)ので、 ここでは/etc/profileに記述します。 profileの最後に以下のように記述します。

JAVA_HOME=/usr/java/j2sdk1.4.1_02
PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
export JAVA_HOME PATH

なお、/etc/profileはログイン時に読まれるので、再ログインしないと反映されません。

ターミナルでechoして、環境変数を確認しましょう。
echo $JAVA_HOME

また、java -versionをしてJDKが1.4になっていることを確認しましょう (いろいろインストールするとデフォルトで1.3が入ってるみたい)。

ソースファイルの作成

以降は、Windowsでコマンドプロンプト+テキストエディタでやるのと同じです。

Hello.javaを作成します。 エディタは、とりあえずviで作りました。

public class Hello{
    public static void main(String[] args){
       System.out.println("hello!");
    }
}
どこに作ってもいいですが、ユーザーホームディレクトリ以下でやるのが普通?みたいです。

コンパイル

javac Hello.java

Hello.classが作成されます。

実行

java Hello

hello!って表示されます。ちょっと感動。

補足

"hello!"を"こんにちわ"にしても、 うちの環境では文字化けせずに表示されました。 デフォルトのロケールを日本にしてるからでしょうか (echo $LANGでja_JP.euc_JPだし)。 なお、入力を日本語に切り替えるのは[Shift+Space]のようです。


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