Jakartaプロジェクトの歩き方

作成 2002/7/8
更新 2003/5/8

Jakartaプロジェクトとは?

Jakartaプロジェクトとは?

JakartaプロジェクトはJavaのオープンソースプロジェクトです。 Tomcatをはじめ、Ant、log4j、Strutsなど、数々のプロダクトを生んできました。 主にJavaのサーバーサイドのプロダクトを提供しており、 プロダクトは商用品質であることをポリシーとしています。 またラインセンスは、Apache Software Linenceというラインセンスで、 無償で利用でき、再配布が可能です。

サブプロジェクト

Jakartaプロジェクトは、数々のサブプロジェクトから成り立っています。 ここでは、実際に使ってみての感想などをつらつら書いています。 プロジェクト名のリンクをクリックすると、 各プロジェクトについてのページに飛びます。

Libraries, Tools, and APIs

プロジェクト名 説明
Ant* ビルドツール
BCEL Byte Code Engineering Library。 バイトコードを操作するAPI
BSF Bean Scripting Framework。 スクリプト言語をJavaから操作するAPI
Commons 共通コンポーネント。 さらにサブプロジェクト多数
ECS Element Construction Set。 マークアップ言語(HTMLやXML)の要素を生成するAPI
JMeter パフォーマンステスト用のツール
Log4j ログライブラリ
OJB* ObJectRelationalBridge。 RDBのラッパーツール。
ORO 正規表現ライブラリ
POI EXCELやWordをJavaから操作するライブラリ
Regexp 正規表現ライブラリ
Taglibs JSPのカスタムタグ集
Watchdog サーブレットコンテナの仕様準拠テストツール

Frameworks and Engines

プロジェクト名 説明
Avalon* コンポーネント指向フレームワーク
Cactus サーバーサイドのテストフレームワーク
Gump プロジェクト間のバージョン管理システム
Lucene テキスト検索エンジン
Struts Webアプリケーションフレームワーク
Turbine Webアプリケーションフレームワーク。 Fulcrum、Torque*などのサブプロジェクトがある
Velocity 汎用テンプレートエンジン

Server Applications

プロジェクト名 説明
Alexandria プロジェクト管理システム
James メールサーバ
JetSpeed ポータル開発基盤
Slide WebDAVを用いたコンテンツ管理システム
Tomcat
(Tomcat5)
(Tomcat4)
サーブレットコンテナ

*は元Jakartaプロジェクト

プロジェクトの情報をどこで得るか?

Jakartaプロジェクトを日本語に翻訳しているサイトがあります。 以下の2つのサイトは是非おさえておきましょう。

http://www.jajakarta.org/ Ja-Jakarta

http://www.terra-intl.com/jakarta/ Jakartaの杜

さらに多くの情報や最新の情報は、本家から情報を入手します。

http://jakarta.apache.org/

ページの左側にインデックスがあります。プロダクトのダウンロードする場合は、DownloadのBinariesを選択します。各プロジェクトのドキュメントを閲覧したい場合は、 SubProjectsのプロジェクト名を選択します。

また、Jakarta Projectトップページの Get Involved から以下の情報を利用できます。

CVSレポジトリ

CVSリポジトリにアクセスすると、 最新版のソースを閲覧、取得することができます。

以下はEclipseからApacheのCVSレポジトリにアクセスした例です。

メーリングリスト

メーリングリスト(ML)は、プロジェクトごとに用意されています。 (RegexpのMLに入ってTomcatのことを聞くなという注意書きもある。。。) さら各プロジェクトのMLは、ユーザーMLと開発者MLに分かれています。

例えば、strutsのユーザーMLに参加するには、 http://jakarta.apache.org/struts/using.html のページからSubscribe宛に空のメールを投げます。 送られてきた。確認メールに空返答すれば参加OKです。 (なお、strutsのMLなどは日に100通以上のメールが来ます)

バグデータベース

バグの検索、登録にはBugZillaが利用されています。 http://issues.apache.org/bugzilla/ のページでEnter a buf#...のところにキーワードを入力し、 Showを押すとバグが検索されます。 詳細検索はQuerry existing bug reportから行えます。 既に解決済のバグなどは、詳細検索で条件を指定する必要があります。

Wiki

Wikiは最近流行しつつあるWebコラボレーションツールです。 BBSに似ていますが、書き込み対象はWebページ自体で、 誰でも書き込むことが可能です。 http://nagoya.apache.org/wiki/apachewiki.cgi のページから各プロジェクトのWikiに入れます。 ページの下の方のEdit text of this pageを押すと、 ページの編集が可能です。 Apache Wikiは他に、詳細な検索機能を備えています。

なお、http://nagoya.apache.org/ を見ると、BugトラッキングシステムはScarabにリプレースし、 フォーラムサイトもできるらしいとのこと。そのうち。

情報源

Jakartaプロジェクト
http://jakarta.apache.org/

Apacheプロジェクト
http://apache.org/

Ja-Jakarta(翻訳)
http://www.jajakarta.org/

Jakartaの杜(翻訳)
http://www.terra-intl.com/jakarta/

@IT 定番サイトの歩き方(Jakarta/JCP)
http://www.atmarkit.co.jp/fjava/special/javasite/javasite.02.html#ap01

@IT 仕事に活かそう!「Jakarta Project」
http://www.atmarkit.co.jp/fjava/rensai2/jakarta01/jakarta01.html


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