JadClipse
作成 2002/10/31
JadClipseって?
JadClipseはJava逆コンパイラJadをEclipse上から利用できるようにする
プラグインです。
逆コンパイラとはclassファイルからjavaソースファイルを作成するものです。
変数名などを完全に再現はできませんが、ロジックの追跡には十分です。
コマンドラインからjadを実行するのに比べ、操作性がよいです。
IDE上でクラスにアタッチしているソースを開くのと同じ感覚で、
クラスを逆コンパイルして表示ができます。
こんな場合に便利です。
- jarはあるけどソースがない。
- 謎の例外がスローされて原因不明。
- JavaDocが不親切で読んでもよくわからない。あるいはJavaDocがない。
準備
以下のURLからJadClipseおよび、Jadをダウンロードします。
JadClipseはEclipse上からJadを利用するプラグインなので、
プラグインの他に別途Jad本体が必要です。
http://sourceforge.net/projects/jadclipse/
JadClipseのダウンロード元
http://kpdus.tripod.com/jad.html
Jadのダウンロード元
ここでは、
JadClispseは beta2.0.4
Jadは 1.5.8e for Windows
を使いました。
設定手順は以下です。簡単。
- Jadのアーカイブを展開し、展開されたjad.exeを適当なディレクトリに配置する。
例:C:\tools\jad.exe
- JadClipseのアーカイブを展開し、展開されたjadclipseディレクトリをEclipseの
pluginsフォルダ直下に配置する。
- Elipseを起動する。
- JadClipseの設定で、jadへのパスを指定
ウィンドウ->設定
Java->JadClipseで、
Path to decompiler:にjad.exeのパスを指定する。
例:C:\tools\jad
なお、jad.exeにパスが通っていれば、デフォルトのjadでもOK(らしい)。
- ファイルの関連付けで、*.classのデフォルトエディタをJadClipseに設定
ウィンドウ->設定
ワークベンチ->ファイルの関連付けで、
*.classを選択
JadClipse Class File Viewerを選択し、デフォルトボタンを押す。
こう関連づけることで、jar内部のclassファイルをjadでデコンパイル
して表示できます。
実行
クラスパスに適当なjarを追加し、パッケージエクスプローラでツリーを開き、
クラスファイルを開いてみてください。
さくっと逆コンパイルされましたね。う〜ん、すごい。
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