HelloWebアプリケーション

作成 2002/8/29
更新 2003/1/1
ここでは、Tomcatプラグインを使って、 簡単なWebアプリケーションを作成します。

Tomcatプラグイン

eclipseの特徴の1つは、プラグインを組み込むことにより機能を拡張できることです。 Tomcatプラグインを組み込むと、 簡単なWebアプリケーションの構築、デバッグが可能になります。

準備

ここではTomcatを設定済だとします。

設定と言ってもダウンロードして展開するだけですが。 Tomcatの設定がわかないという人はコチラの親切なページを参考にしてください→http://www.hellohiro.com/servlet.htm

ダウンロード

http://www.sysdeo.com/eclipse/tomcatPlugin.html から、Tomcatプラグインをダウンロードします。

2003/1/1時点の最新バージョンはtomcatPluginV201.zipです。

インストール

ダウンロードしたファイルを解凍します。

解凍したcom.sysdeo.eclipse.tomcatフォルダを%ECLIPSE_HOME%\pluginsフォルダにコピーします。

eclipseを再起動します。

ほとんどのプラグインはpluginフォルダにコピーして eclipseを再起動で組み込み可能です。

Tomcatプラグインの設定

まず、Tomcatの設定を行います。

ここでは4.1.18を使っているので、 バージョンに4.1.xを選択していますが、自分の環境のTomcatの バージョンを選択してください。

Tomcatプラグインパースペクティブの設定

次にメニューバーにTomcatメニューを表示させます。

メニューバーにTomcatのメニューとアイコンが表示されます。

Webアプリケーションプロジェクトの作成

JSPの作成

JSPを作成します。JSPはJavaクラスではないので、Fileとして作成し、Webアプリケーションのコンテキストルート(ここではtestweb直下)に配置します。

testWeb直下にhello.jspが作成されます。

hello.jspファイルを編集します(以下)。

例)

<html>
<body>
<h2>HelloJSP!</h2>
<%=new java.util.Date()%>
</body>
</html>

CTRL+Sでファイルを保存します。

Tomcatの起動とJSPへのアクセス

作成したJSPが表示されます。

Servletの作成の準備(tomcat4.1.x系の場合)

tomcat4.0.x系以前の人は次のステップへお進みください。

http://localhost:8080/(WEBアプリ名)/servlet/xxxx

という形の簡易サーブレットマッピングが、(多分)tomcat4.1.xからコメントアウトされているようです。 tomcat4.1.xで以降の手順で実行するには、以下のようにします。

%TOMCAT_HOME%/conf/web.xmlの273行目あたり

    <!-- The mapping for the invoker servlet -->
<!--
    <servlet-mapping>
        <servlet-name>invoker</servlet-name>
        <url-pattern>/servlet/*</url-pattern>
    </servlet-mapping>
-->

この部分をコメントアウトをはずします。

    <!-- The mapping for the invoker servlet -->

    <servlet-mapping>
        <servlet-name>invoker</servlet-name>
        <url-pattern>/servlet/*</url-pattern>
    </servlet-mapping>

あるいは、このweb.xmlをWEB-INF以下にコピーするのでも いいです。どちらかお好きな方で。

web.xmlをよく知らなくて、もっと知りたい方はこちらを参考→http://muimi.com/c/scwcd/ のWebアプリケーションの配備

Servletの作成

次はサーブレットを作成しましょう。 Javaクラスの作成と同じ手順です(Javaクラスだし。。。)。

WEB-INF/src以下にHelloServlet.javaが作成されます。

なお、コンパイルされたクラスは、WEB-INF/classes以下にHelloServlet.classと作成されます。

作成されたHelloServlet.javaを以下のように編集します。

import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;
import java.io.*;

public class HelloServlet extends HttpServlet{

  public void doGet(HttpServletRequest req, HttpServletResponse res)
    throws ServletException, IOException{
    PrintWriter out = res.getWriter();
    out.println("HelloServlet!");
  }
}

サーブレットの実行結果が表示されます。

Servletのデバッグ

サーブレットのデバッグもJavaクラスのデバッグと同じ方法です。

サーブレットソース内でブレイクポイントを設置し、 上記URLに再びアクセスします(例えばブラウザの更新ボタンを押す)。

ブレイクポイントで停止しましたね。

なお、JDK1.4以降を使えば、Tomcatのリロード機能を使わなくても、 コンパイルしただけで、クラスファイルが更新されるので、 使用するJDKは1.4以降を推奨します。


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